『いつかあの山への想いが現実に!』
・・北アルプスの聖地「唐沢岳」へ・・
日時:2012年8月9日~12日
参加者:Lカッコさん、kさん
<記録>
9日(木)さわやか信州号 新宿発 22:30
10日(金)
信濃大町着5:00⇒(タクシー30分)白沢登山口
白沢登山口5:55→ハシゴ登り7:21→最終水場8:05~8:10→急登の連続8:57
→大凪山10:35~10:50→針葉樹の森11:50→百曲がり12:15→餓鬼小屋13:35
11日(土)
餓鬼小屋6:10→餓鬼岳6:15~6:25→餓鬼のコブ7:36~7:46→唐沢岳9:44~10:00
→餓鬼のコブ11:22→餓鬼岳12:50~12:55→餓鬼小屋13:00
12日(日)
餓鬼小屋5:15→剣吊り(2508)7:30→東沢岳直下9:10→東沢乗越9:45~10:00
→西大ホラ沢出合い10:58→ブナ平11:58→沢の終わり12:25→吊り橋12:43
→中房温泉13:08(入浴500円) 穂高駅あずさ26号15:22⇒帰宅
(記録:カッコさん)
<感想>
針ノ木岳に登った時、そして裏銀座・槍ヶ岳・燕岳から真近く見える山、いつかあの山に登ってみたいと思っていました。
8月9日22時30分新宿発アルピコで信濃大町に向かう、バスは出発まもなく電気を消して2回のトイレ休憩をはさんで10日4時40分信濃大町にあるアルプス第一タクシー営業所前に到着。客引きが群がり「どこまで行くの、乗ってく」・・
予約済みのタクシーを待たせて、ベンチで朝食と身支度を整えて登山口に向かいました。
白沢登山口はトイレも整備され数台の乗用車が駐車、思ったより登山者が多いと感じました。同じバスで来た人は単独含め3パーティーで5名。
登山口から林道に入ると間もなく沢、徒渉を何回繰り返し滑りやすい岩を登って行くと2時間20分程でベンチのある最終水場に到着。
ガレ・ザレの急登を登る事、2時間で大凪山に着く。山頂という感じは全くなく標識がなければ登山道として見落としてしまう。坂はますますきつくなるが道はしっかりした登山道となる。百曲りと呼ばれるつづら折りの急登を登ると餓鬼小屋まであと30分,あと10分と標識がある。
餓鬼小屋自体に展望はなく小さな食堂兼広間の他別棟が二棟。その1号館、6人部屋を二人で使用。この日の宿泊者は燕方面から来た4名と合わせて9人でした。
11日、雨具と行動食だけの身軽なスタイルで唐沢岳へ向かう。餓鬼小屋から5分で餓鬼岳山頂。
北アルプスをぐるりと見渡す大展望。
山頂の岩場を降り樹林に入りアップダウンを繰り返す。道は急でザレも酷いがまだ序の口でした。「どこまで降りるの」と言いたくなるほど下り、再び登ると餓鬼のコブに出る。コブからさらにザレの滑りやすい急坂を下り、一旦樹林に入るとホットする。
小さなアップダウンを繰り返すと小屋で一緒だった環境省のパトロールの人と出会う。「ストックは置いていった方が良いですよ」と、アドバイスを受ける。道は細かいザレが酷く歩きにくい。岩稜になっても鎖は全くなく、わずかにロープが2か所とワイヤー1本のみ。切れ落ちた岩稜帯を注意してよじ登って行くと山頂に到着する。
薄曇りであったが展望は最高で、後立山連峰がすぐ近くに、遠くには剣岳、反対に目を向けると槍ヶ岳から笠ガ岳まで。どこからでも見えた唐沢岳なので、逆に此処からはどこでも見える訳だ。
小さな山頂に二人きり、しばし景色に見とれてしまう。
帰路は往路と同じであり、岩稜を慎重に降りる。餓鬼岳近くの地図にある巻き道は見当たらず、餓鬼岳に登ると単独の方と出会う。地元の方で餓鬼岳日帰りと言う。今日1日で出会ったのはこの2名のみ。静かな山行でした。
この日の餓鬼小屋宿泊者は5名。「お盆中でも予約は殆ど入っていない」と、小屋番の話でした。
12日、部屋にて朝食弁当を頂き、5時15分出発。
いきなりいくつもの梯子や桟道「剣吊り」と呼ばれる岩峰を巻き,再び岩場のアップダウンを繰り返す。3時間近く岩場と格闘後東沢岳到着。
漸く歩きやすい樹林に入ると東沢乗越。ここで大休止。燕岳方面から来る人もいて情報交換の場となる。
ここからの下りは滑り落ちると言えるほどの急坂、ザレ道のブレーキを掛けるのに大腿筋が痛い。西大ホラ沢出合から下は沢沿いに徒渉を繰り返す。水量も多く流れも速い。幸い心配していた雨もなく岩を跳び渡るが滑り易い。10数回の徒渉ののち高巻きに入るがこれがまた半端ではなく数十メートル登っては下るを6回繰り返す。
吊り橋を渡ると中房温泉。登山客専門の日帰り温泉にて汗を流す。
今回のルートは地図にも初心者は不可とあったがかなり難しい充実した山行でした。
餓鬼岳も入山者の少ない山でしたが唐沢岳に登るのは更にその1割位。勿体ない。
餓鬼岳まで行ったら是非とも唐沢岳まで足を運んで下さい。素晴らしい山でした。
