北方稜線『毛勝山2414.4M』

『新雪の毛勝山西北尾根を下る!』
日時:2013年4月30日~5月3日
メンバー:Lテッペン、ヒロさん、タケチャン、ミカコさん
記録:
 4月30日 晴れ
7:30  平塚⇒中央高速・圏央道・関越道・上信越道・北陸道⇒魚津市⇒片貝林道
15:00 片貝林道ゲート(第四発電所2.8Km下)
16:35 片貝山荘
 5月1日 朝の内晴れ・曇りのち雪
  4:54  片貝山荘
  5:44  宗次郎谷出合
  6:32  阿部木谷上部、板菱入口
  7:22  大明神沢出合
  9:00  三又
  11:23  2095M
  13:00  稜線・ボーサマのコル
  13:10  毛勝山&南峰の中間ピーク(幕営)
 5月2日  小雪、曇り 悪天で停滞。
  14:10  幕営地(偵察)
  14:20  毛勝山山頂 (ホワイトアウトで視界20M程度)
  15:30  幕営地
 5月3日  曇り
  7:16   毛勝山&南峰の中間ピーク
  7:21   毛勝山山頂 西北尾根下降
  10:17  1660M
  12:18  1479.1M 三角点
  15:17  西北尾根登山口(阿部木谷林道)
  17:08  林道ゲート(第四発電所2.8Km下)

林道ゲート.jpg
  

『片貝林道のゲート』 

デブリで埋まった林道を歩く.jpg
 

『デブリで埋まった林道を歩く』

右第五発電所と片貝山荘が見えて来た。.jpg
  

『第五発電所と片貝山荘が見えて来た』

片貝山荘で夕食中.jpg
 

『片貝山荘で夕食中』

4月30日
500km近い距離を、7時間の運転で片貝林道、ゲート着。
ゲート脇のスペースには数台の車が駐車してあるが、地元ナンバーの為、山菜取りの人のようだ。
ゲートより、今宵の宿泊先となる片貝山荘までは2時間弱の行動であり、足取りも軽く快調に飛ばす。
林道はデブリや土砂崩れで埋まっている所が数箇所あり、林道の全面開通はまだ先になりそうです。
片貝山荘の利用は今回で2回目で、勝手が判って来た。前回は水を得るのに、ロープに結んだバケツで数メートル下にある川より、苦労して水を得たが、今回は手動のポンプを使って簡単に水を得る事が出来た。コツがあり、呼び水を注水することで揚がる事が判った。
外見とは違い部屋の中は綺麗に手入れされていて、快適な一夜を過ごす事が出来た。

阿部木谷入り口.jpg
 

『阿部木谷入り口』

板菱入り口.jpg
  

『板菱入り口』

ボーサマのコル手前の急登.jpg
 

『稜線直下の急登』

稜線のテンバ、ブロックで風対策!.jpg
 

『稜線に幕営、1時間掛けブロックで風対策』

 5月1日
明るくなりかけた5時前に片貝山荘を出発。
青空も少し見え、好天を期待をするも、阿部木谷に入り、板菱を通過する頃にはガスが湧いて来て、視界が悪くなる。
薄っすらとあるトレースを追いながら高度を稼ぐも、三又を過ぎる頃より傾斜が増し、ペースダウン、稜線のボーサマのコルに着いたのは、出発してから8時間後となった。
稜線は視界悪く、これ以上の行動は危険であり、行動を打ち切りとし、コルから上がったピークにテントを張る。
風よけにブロックを積み立派なテンバとなるが、ここで二晩過ごすことになるとは、この時は思いもしなかった。
昼過ぎからの降雪は、翌朝までに20Cm弱積もった。

停滞日、毛勝山まで往復するも視界無し.jpg
 

『停滞日、毛勝山まで往復するも視界無し』

5月2日
夜半からの、テントを揺らす風は強く、外の様子を伺うも視界は無く、ホワイトアウトの状態で行動は無理と判断し、停滞とする。
昨日より気温が低く、昨日作った水ボトルの水が凍結していて驚く。
やることも無く、テント内でゴロゴロとする。午後、風も弱まり、少し視界も良くなってきたので、偵察を兼ね、往復20分ほどの毛勝山山頂まで行動する。
毛勝山山頂の標識は雪の下で、明日下山予定の西北尾根の方向を確認するも、視界50Mほどで、はっきりしない。
少し下って見た所、急で広い斜面の下降であるが、磁石で方向を確認しながら何とかいけそうだと確信し、テントに戻り、明日の好天を祈る。

毛勝山西北尾根下山へ.jpg
 

『ガスが晴れ、毛勝山と西北尾根がやっと見えました。下山開始です!』

毛勝山山頂.jpg
 

『毛勝山山頂・三角点&標識は雪の下です』

毛勝山西北尾根の広い斜面.jpg
 

『毛勝山山頂直下の広い急斜面を下る』

西北尾根中間部にて.jpg
 

『毛勝山をバックに』

ガスが湧く西北尾根.jpg
 

『西北尾根の雪稜を下る』

僧ヶ岳山頂は雲の中です.jpg
 

『僧ヶ岳方面、山頂は雲の中です』

三角点1479.1M.jpg
  

『西北尾根の三角点1479.1M』

イワカガミのつぼみ.jpg
 

『イワカガミのつぼみ』

イワカガミ.jpg
 

『イワカガミ、満開です』

カタクリの花.jpg
  

『カタクリの花』

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『阿部木谷の林道着』

林道ゲート着.jpg
 

『稜線より約10時間、やっと林道ゲートに到着!』

5月3日
朝起き、テントから外の状況をうかがう。
毛勝山はガスの切れ間から、見ることが出来、西北尾根の上部も見え、一安心。
強風の中慎重にテントを撤収し、出発。剣岳方面はガスの中で、その雄姿を見ることは出来ず残念であるが、毛勝山山頂より西北尾根の雪稜を下山開始。又も毛勝三山の縦走はお預けとなり、残念だ。
20Cmほどの積もった新雪を軽いラッセルで快調に下る。ガスの切れ間から見える景色は、冬山そのものである。
下山開始後、1時間ほどで、昨日同様にガスが濃くなり、視界は悪くなる。山頂付近でホワイトアウトだったら、苦労したと思うが、ここまでくれば一安心である。
三角点のある1479m付近より雪も少なくなり、下る度に夏道を歩くようになる。
後は、イワカガミやカタクリの花に迎えられ麓が近い事を感じる。
林道に出ると、今日、毛勝谷から稜線まで行ってきたと言う、単独の登山者と会い、言葉を交わす。新雪が積もった谷を良くぞ登ったと感心する。
林道ゲートまでの道程はふきのとうを摘みなが歩いたが疲れの為か、来たときよりも長く感じた。(テッペン)

・・・・<参加者一言>・・・・

雪渓の阿部木谷上部からはガスが濃くなり、デブリ上のルートが見極めにくい 毛勝谷は次第に傾斜を増していき体力を消耗する。稜線では風が強くホワイトアウト。毛勝山方面に寄った場所にて雪のブロックを積み、テントを設営。この後、一日半吹雪とホワイトアウトにて停滞を余儀なくさせられた。
下山は新雪の積もった谷を避けて、西北尾根を利用。冬の日本海の影響を直に感じ取れたと思うような山行でした。(ヒロさん)
  

 ・・・・・

 
出発前の週刊天気予報で悪天が予想される中、自分の体調不良や体力不足も
手伝って不安を抱えながらの出発でしたが、何とか皆と山頂を踏み、思いがけない新雪に輝く毛勝山の雄姿を西北尾根から眺められて感動しています。
出発前の予想は当たっていて、特に後者については下山で大分タイムロス
で迷惑をかけたと思います。休憩時の飲料の差入れは正直大変有難く助かりました。
 下山日朝の一瞬雲間に見えた剣岳、西北尾根下部の急な登山道脇に咲いていた濃い紫色の鮮やかなカタクリの花一輪等々、数多く今も印象に残っています。
「よかった。」と言うが第一の感想です。(タケチャン)

・・・・

片貝山荘を出たときはお天気もまずまず。一昨年のリベンジを今回は達成出来るかなぁと期待を抱きつ。。。が、その期待は儚く消え去ってしまいました。
自分にとって再々挑戦は体力的にも無理だろうと思うと~。夏道に出てからの ”いわかがみ” ”かたくり”等の花が滅入る私に元気を与えて呉れたのが何よりの救いでした。(ミカコさん)

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