3000m峰の稜線をたどり、南アルプス・悪沢岳と赤石岳
日 時:2023年9月10日(日)~12日(火)
9月10日(日) 晴 畑薙第一ダム臨時駐車場7:15→(東海フォレストのバス)→椹島8:25/8:40→清水平11:45→蕨段12:45→見晴岩12:55→駒鳥池14:14→千枚小屋15:12(小屋泊まり)
9月11日(月) 晴夕方に一時雨 千枚小屋3:15→千枚岳3:55→丸山4:52→悪沢岳5:25→荒川中岳避難小屋6:30/6:55→荒川小屋8:15/8:43→大聖寺平9:21→小赤石岳10:37→分岐11:08→赤石岳11:37→分岐11:57/12:13→北沢の源頭13:03→赤石小屋14:36(小屋泊まり)
9月12日(火) 晴 赤石小屋6:05→椹島8:53/12:00→(東海フォレストのバス)→畑薙第一ダム臨時駐車場13:10



駐車場には午前5時半に到着。小屋泊まりを予約していないと乗れないバスにヘルメットをかぶって乗車し、1時間ちょっとで椹島に到着します。バス2台に40人ほど乗っていました。


かなり揺れる吊り橋を渡ると登山道が始まります。展望がない樹林帯の中の道を登り、ひたすら標高を上げていきます。千枚小屋の手前のシラビソ林の中に駒鳥池がありました。



約7時間で千枚小屋に到着。通路の両脇に3段ベッドのように居住スペースが作られ、はしごで上り下りするという珍しい構造です。夕食は午後5時からで、ハンバーグとガーリック風味のスープ。あすのコースタイムは10時間半もあるので、朝食用に弁当を作ってもらいました。内容はおにぎり3個とソーセージ、から揚げ。夜はシュラフ型のふとんに入って寝ますが、小屋全体がかなり暖かでした。


午前2時に起き、3時過ぎにヘッドランプをつけて出発です。千枚岳(2879m)を経て、小屋から1時間半ほど登った丸山(3032m)で夜が明け始めました。

千枚岳の向こうに浮かぶ富士山。
モルゲンロートの悪沢岳。
悪沢岳の登りで日の出を迎えました。

千枚小屋から約2時間で悪沢岳(3141m)に到着。冷たい強風が吹き上げてきます。
朝日に照らし出された赤石岳(左)と前岳、中岳(右)。赤石岳は遥か遠くに感じられます。

前岳から望む赤石岳。ここから荒川小屋までは南アルプス有数のお花畑ですが、シーズンオフのためにほとんど咲いていませんでした。

大聖寺平から小赤石岳(3081m)までつづら折りの急登が続きます。赤石小屋への分岐まで来ると、雲の切れ間から赤石岳の頂上が望めました。

分岐にザックを置いて赤石岳(3120m)の山頂へ。すぐ近くに赤石岳避難小屋があります。
分岐から北沢の源頭へと、急な坂を下って標高を下げていくと紅葉が広がっていました。



分岐から2時間ほど歩いて赤石小屋に到着。千枚小屋から約11時間歩き続けたことになりますが、無事にたどり着いてほっとしました。建物は居住スペースが2段に分かれ、昔ながらの山小屋という感じでストーブが点いていました。午後5時からの夕食は豚肉のしょうが焼きと具だくさんのみそ汁。千枚小屋も赤石小屋も日本百名山を目指している方が多く、「赤石岳が96座目」「赤石岳に登ったらあとは幌尻岳だけ」という方ばかりでした。悪沢岳や赤石岳はメジャーな山のように思うのですが、なぜ後回しなのかを聞いてみると、静岡駅から畑薙第一ダム駐車場まで遠いことや、駐車場から椹島までのバスも小屋を予約していないと乗れないことなど、アクセスが悪いために後回しになってしまうそうです。

3日目の朝。朝焼けの空を背景にした悪沢岳が、赤石小屋のすぐ上にある展望台から見えました。

モルゲンロートの赤石岳
大きな山体の聖岳もモルゲンロートを迎えていました。小屋の前のベンチで朝食の弁当を食べて出発します。「ヤマケイアルペンガイド 南アルプス」では、赤石小屋から椹島のコースタイムは2時間半となっていますが、管理人に聞くと「2時間半は相当早い人」「3時間半はかかる」とのこと。かなり急な下り道で、最終日の疲れた脚にはつらかったのですが、椹島まで2時間50分で着きました。
