南アルプス・塩見岳と小河内岳

南アルプス中央にそびえる漆黒の鉄兜・塩見岳にテント泊山行

日 時:2023年8月3日(木)~5日(土)

参加者:一山、康英、カズロ

8月3日(木) 晴 鳥倉林道駐車場5:00→鳥倉登山口5:40→豊口山間のコル6:50→塩川ルート分岐8:27→三伏峠小屋9:05(テント泊、1人は小屋泊まり)

8月4日(金) 晴夕方に一時雨 三伏峠小屋5:00→本谷山6:03→塩見小屋7:28/7:45→塩見岳9:00/9:47→塩見小屋10:32/10:52→本谷山12:03→三伏峠小屋13:07(テント泊、1人は塩見小屋泊まり)

8月5日(土) 晴 三伏峠小屋5:05→烏帽子岳5:40→前小河内岳6:12→小河内岳6:37/7:03→小河内岳避難小屋7:20→前小河内岳7:49→烏帽子岳8:42→三伏峠小屋9:05/10:00→豊口山間のコル11:10→鳥倉登山口11:53

鳥倉登山口からいきなり急登の後、ゆるやかなカラマツ林の中を登っていきます。唯一の水場「ほとけの水」のパイプからは、かなりの水が流れていました。三伏峠小屋のテント場は4段ほどに分かれていて、夕方には高校の山岳部らしいグループが9張りのテントを張り、かなり埋まりました。小屋泊まりは5人ほどだったそうです。

水場は片道10分ほどの林の中にあり、ポンプアップされた水が勢いよく流れています(Y字路を、塩見岳の方に登るのではなく、小河内岳の方に下りていきます)。クマよけのために無人でもラジオが大音量で流れていました。途中の山道から、山頂まで緑に覆われた塩見岳の姿が見えました。

午前5時に三伏峠小屋を出発。暁の空に兜のような塩見岳のシルエットが浮き上がると「あんな遠くまで行けるの?」と感じます。塩見新道と合流した後、オオシラビソの中の急登を登ると塩見小屋です。

塩見小屋の展望台から見上げた塩見岳。右手前が天狗岩。

険しい天狗岩は基部を巻いて登ります。ハイマツ帯でライチョウの親子に出会いました。背後に見えるのは仙丈ケ岳。

出発から4時間で塩見岳西峰(3047m)に到着。熊ノ平から三峰岳を経て仙丈ケ岳に続く長大な尾根が続いています。

塩見岳東峰(3052m)から見た蝙蝠(こうもり)尾根。きれいな曲線で重量感のあるルートです。

最終日は小河内岳へ。ハイマツをかき分けて登った烏帽子岳の手前で、前小河内岳(左、2784m)と小河内岳(右、2802m)に続く稜線が見えました。小さく小河内岳避難小屋が見えます。北側の雲海の向こうには中央アルプスが望めました。

三伏峠から1時間半で小河内岳山頂に到着。正面に悪沢岳(3131m)の大きな山体がそびえています。その右奥が赤石岳(3120m)や聖岳(3013m)。南アルプスは森林限界が高いため、山頂まで濃い緑に覆われています。

前日に登った塩見岳が望めました。ここから見ると本当に兜のような形です。

    雲をまとった富士山。小河内岳山頂には3人しかいませんが、富士山山頂は大賑わいでしょう。

小河内岳避難小屋が見下ろせます。夏場の40~50日間は管理人が常駐していて、この期間は一度も下山しないとのこと。室内にはアクリル板で仕切って4人分ほどのマットが敷いてありました。

仙丈ケ岳(左、3032m)と甲斐駒ヶ岳(右、2967m)も望めました。ここから尾根伝いに行けるのでしょうけど、さすがに遠く見えます。

南アルプス中央にそびえ、主な山から遠く離れた孤高の山、塩見岳。オオシラビソの原生林や、シナノキンバイなどのお花畑、稜線近くまで緑に覆われた重量感のある大きな山塊、高山を背景に歩くライチョウなど、南アルプスらしさを実感できる山旅でした。

 

 

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